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生きることが、何かを知りえることなんだとしたら、
私はきっと何かを知り続けようとするだろう。
死ぬ事が、何かを知りえる事なんだとしたら、
私はきっと何も知ろうとはしないだろう。
けれどもそれは出来無いことね。
必ずと言っていいほど、
この広い地球と言うときの中で生きていれば、
何かを知り、そして、知った直前に死してしまうことだってあるのだから。
逆に言えば、何も知らずに死ぬことだってあるってこと。
そう、何かを知っている。
でも、何も知らない。
知っているようで、本来見つけなければならない事に私はただ、
目を背けていただけ。
ねぇ?
もし、貴方が問われたら、
ドウ答える?
生きるために何かを知る?それとも
死ぬために何かを知る?
逆に言えば
生きるために何も知らずに過ごすか、
何も知らずに突然死ぬか。
貴方ならどちらを選びますか?
貴方の刃は闇をも切り裂くほどに
鋭く
そして、
鮮明で…。
闇ごと、私の心を切り裂いてくれたら…。
どれ程いいことかしら?
貴方の瞳は誰も寄せ付けようとしない漆黒の色
鋭くそして、
悲しいほどに
酷く覚めた瞳をしていた。
その瞳の眼差しを私に向けてくれたら
その瞳で私だけを捉えてくれたらどんなにいいことかしら。
けれどもそれは出来無いことね。
貴方は気だかき天使。
私は汚れし悪魔。
しょせんは
光と闇
陰と影
貴方は、表の世界を
私は裏の世界を
貴方は朝を
私は夜を
行き来する者。
生きる者。
一生一緒になることだなんて、ありえない。
出来無い。
分かり合うことすらも出来無いのでしょう。
それが、私たち、
天と地のものの違い。
あぁ、これからも貴方は
きっと
ずっと
もっと
私の手のとどかに遠いところへ飛び立つのですね。
そして私は
きっと
ずっと
もっと
もう、何処が節目なのかすら分からない闇のそこへ…
闇の地へと引きずり下ろされるのでしょうね。
貴方には羽がある。
どこへでも飛び立てる羽が。
私にはもう・・・羽は無い。
鳥かごの中で買われた鳥は
飛び立つための羽すらをもむしりとられ、
何処へ飛び立つ事すら許されなくなってしまう。
貴方は飛べて
私は飛べない
私と貴方。
あまりにも差が大きすぎる。
大きすぎたから…
しょせん死ぬまで憧れでしか…。
コノオモイは、きっと
ずっともう、届かない。
叶わない。
私のこの願いも…全て。
もうすぐで、最大の願いが叶う。
でも、最高の願いはもう…
一生叶わない。
そう、
この地に降り立った時点で、
生まれたときから私の運命も何もかも設定されていた。
決っていた。
私たちのメリットは一体。
なんだったのだろう?
もし、
もし又生まれ変わる事ができたなら。
次は貴方と同じ、
白き気高い高貴なものに生まれたい。
さぁ、
小さな
小さな
女の子は
一体何処へ向かおうとしているのでしょうか?
傷付いた体を庇いながら…
重い足取りを辿りながら…
絶望的な表情をしながら…
涙を流し血を流し…
少女は一体どこへ向かおうとしているのでしょうか…
傷付いた一人の天使は
雪の降る中
真っ白な一面の銀世界を
真っ赤な血を少しずつ少しずつこぼしながら 染上げながら
真っ暗な暗闇へと向かっていきます。
一体少女は何処へ向かおうというのでしょうか?
傷付いた体を休めることなく歩き続けます。
片手には刀を。
片目には傷跡を
片腕片足には…
体全体に傷がつき
真っ白な肌をした少女。
少女が彷徨い続けて数年。
今その少女は強くなっていました。
少女が強くなった理由。
それは、
大切な妹を守るためでした。
そして少女は…
貴方の愛に溺れたのは
紛れもない私でした。
貴方の腕の中に落ちたのは
マギレモナイ私でした。
僕の愛にこたえてくれたのは
まぎれもない君でした。
僕の腕の中に落ちてきたのは
まぎれもない一人の天使でした。
貴方の捕まり
私は
貴方と言う世界しか見えなくなりました。
君と言う天子に出会い
僕は
君がドコにもいかないように、
僕の胸の中へオトすことに必死でした。
そして
私は
僕は
貴方とであって
君とであって
貴方に
君に
溺れた―…。
その日から
私は羽根を持たなくなった
貴方の鳥。
君は羽根を持たなくなった
僕の天使。
私は一生貴方の鳥かごの中で
君は一生僕の胸の中で
愛を囁き続け
貴方に溺れ続けるでしょう。
君を抱きしめ
優しく愛で包み込んであげるだろう。
逃がさぬようにと。
溺れた一人の天使は、
少年によって
拾われたのでした。
愛には
恐怖が付き物です。
愛には
不安が付き物です。
愛には
嫉妬が付き物です。
愛には
狂いが付き物です。
愛には
何でも付いてきます。
だって…
それが ゛愛″だから...
愛からです―…。